最近、久しぶりにデニムを買いました。
時代の変遷や自分の中のトレンドに合わせて、デニムの好みも変化しており、
・ファッション初心者の頃:GAP
・ファッションに目覚め始めた頃:ヌーディージーンズ
・ちょうど流行っていた:APC(ニュースタンダード)
・アメリカ靴による(個人的な)アメカジブーム:フルカウント
デニムに関しては上記のような変遷を経ています。
社会人2年目になってからは好みがイタリア寄りになってきており、Drumohr(ドルモア)のニットやINCOTEX(インコテックス)、PT01(ピーティーゼロウーノ)を買うように。
デニムも綿100%以外あり得ないと思っていましたが、イタリアブランドはポリ混が多く気づけばポリ混への偏見も薄れ、SIVIGLIA(シビリア)やJACOB COHEN(ヤコブコーエン)に興味を持つようになりました。
その延長線で最近お気に入りのデニムブランドがDENHAM(デンハム)です。
デンハムはオランダのアムステルダムで誕生したブランドで、イギリス人のジェイソン・デンハムによって設立されました。
デンハムはテーラーのハサミが目印になっています。
以前和風総本家でハサミの特集があった際に、総火造りという製法で作られた日本のハサミが紹介されそのハサミをジェイソン・デンハムさんが実際に使っていました。
バターを切るように軽く切れると言っていましたが、いちテーラーとしてハサミは欠かせない道具のようでした。(だからハサミがロゴマークなんですかね。)
デンハムのデニムは比較的細身のものが多いですが、シルエットが非常に綺麗です。
また細部へのこだわりが詰まっており、所有している人の満足感を刺激します。
穿いている人しかわからないですが、デニムの内側にわざわざ『DENHAM』と刺繍してあったり、袋布にもプリントがある徹底ぶりに驚かされます。
バックポケットにはハサミの刺繍があり、目立たないですがこの刺繍も非常に気に入っています。
この刺繍は691針で制作されているそうで、こんなところにも手を抜かない姿勢を感じます。
またレザー製のパッチがついており、黒パッチだと洗い加工済み、白パッチだとノンウォッシュ仕様のようです。
僕の所有しているDENHAMのデニムはいずれも『Candiani(カンディアーニ)社』の生地を使用したデニムです。
カンディアーニは1938年設立のイタリアの名門生地メーカーで、ヨーロッパの中では一番大きなデニム製造工場を使っているそうです。
デンハムはあまりUSEDでは出てこないブランドなので、もし気になった方は本店である代官山や、最近新しくできたマリン&ウォーク横浜店に行ってみることをおすすめします。
細身のデニムであればあるほど、ポリ混デニムの快適さが際立ちますね。
昔APCの細身デニムをサイズピッタリで穿いていたら、あれは綿100%なので固くてしゃがめませんでした…。
自己紹介
ページビューの合計
Popular Posts
-
このブログを読んでくれている方が必ずしも靴に詳しいというわけではないと思うので、基本的な情報を書いておきたいと思います。 今回は、「靴のサイズ表記」。 日本だと25㎝とか28㎝って表記ですが、アメリカやイギリス、ヨーロッパではサイズの表記が異なります。 こ...
-
前回に続き、今回もストレートチップです。 今回ご紹介するのはイギリスを代表するシューメーカー、Grenson(グレンソン)。 そしてそのグレンソンの中でも最上級ランクとされるMasterPiece(マスターピース)です。 まずは写真を御覧ください。 ...
-
今回は古靴好きの方なら一度は欲しいと思ったことがあるブランド、Nettelton(ネトルトン)です。 1980年代に経営難で倒産したそうですが、それまではジョンストン&マーフィーに次ぐ高い靴を作っていました。 ネトルトンの靴は"ザ・アメリカ靴"というより...
-
以前このブログでクロケットジョーンズのモールトンはすでに紹介しておりますが、今回は黒ではなく茶色バージョンのご紹介です。 前回:持ってる靴16(Crockett&Jones Moreton) 前回紹介したものですが、UK6.5Eと僕には少し大きかったので手放し...
-
気がつけばもう師走。 今年もあっという間に過ぎようとしていますね。 僕は気候変化に負けて絶賛風邪気味でして、鼻も出るし喉がイガイガします。 今回はイギリスから、Alfred Sargent(アルフレッド・サージェント)をご紹介します。 アルフレッド・サージェントもこのブ...
-
突然ですが…。 草彅剛主演の「独身貴族」というドラマはご存知でしょうか。 ドラマ自体は僕は見てないのですが、高級靴をたくさん所有しそれを磨くシーンがよく登場していたらしいんです。 そこでちょっと番組のことを調べていると気になる一文を発見しました。 「飲...
-
今回は革靴のそれぞれの部位について書いてみようかと思います。 とりあえず言葉で全部説明するのはあれなので、画像を笑 僕もまだすべては把握できてません笑 よく使う言葉を挙げると、 ・アウトソール…靴底、地面と接する部分 ・インソール…中敷き ・ヒール(リフト)...
ADs
Powered by Blogger.
https://shale-inc.com/keitaroo/184/
返信削除僕もデンハム 大好きです!