持ってる靴27(Florsheim ロングウイングチップ)

僕は古靴を比較的たくさん所有していますが、実は「この靴は一生大事にしたいな」ってほどの靴はまだあまり持っていません。
というのもなにぶん足が小さい(23.5~24.0)のでほとんどの靴がインソールを入れるなどしてやや無理やり履いているためです。サイズ調整してあるんですが、どうしても履き心地にはやや難ありで、そこまで愛着が沸かないんですよ。
古靴の性質上、サイズの展開が豊富にあるわけでもないですししょうがないんですけどね。

さてさてしかし。
先日、古靴としての価値も一級品で、しかも足のサイズは僕にぴったりという奇跡的な靴をヤフオクで見つけました。
もう絶対手に入れてやろうと思い予算を3万くらい用意したのですが、終わってみると11000円で落札…。出品者の方、また他の競争相手の方が靴に詳しくなかったのが幸いでした。

その靴がこちら。
Florsheim ロングウイングチップ

インソールと小窓。
「え、ただのフローシャイムのロングウイングチップ?しかもインペリアルでもねえのか。」
そう思われた方もいるでしょう、でも違うんです…。

この靴は「インペリアルが登場する以前のロングウイングチップ」なんです。
つまり1950年代~60年代初期のものですね。
フローシャイムは昔のものほどクオリティが良くなるとよく言いますが、まさにその通りだと思います。
インペリアルとディティールを比較してみましょう。
上がインペリアル。
 インペリアルは羽根の部分が離れていますが、今回の靴は羽根の部分がくっついていますね。

 またインペリアルはロングウイングの部分が最後までまっすぐいきますが、今回の靴は上に巻き込むようなデザインになっています。

インペリアル
リフトの部分を見てみると、インペリアルは釘を2列で打っていますが、今回の靴は1列で打っています。

また個人的に大きな特徴だなと思ったのがウェルトの処理。




インペリアルはウェルトの断面がフラットになっていますが、今回の靴はウェルトが丸みを帯びるように処理されており、より丁寧な作り方をされていると思います。

加えて、ウェルト部分の「出し縫い」や、アッパーの「縫製」、ブローグの「精密さ」など、もうヤバくてため息がでるレベルです笑
アッパーの質も良く、クリームナチュラーレで磨いただけですがギラギラしております。

そしてなにより大事なのはこの靴のサイズが「US6D」だということ。
こんな小さいサイズでこんなクオリティの高い古靴はもう一生手に入らない気がしますし、一生大事に履いていこうと思った今日このごろでした。

追記
この靴ですが、「Varsity」という名前だそうです。

kaya shu

最近温泉が好きです。

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