目白の靴修理屋さん、Glueのオーナーの方の靴です。
TREE MARK SHOE パンチドゥキャップトゥ |
アッパーはキッドスキン(子ヤギの革)だと思われます。 |
この靴はニューヨーク州にあった「TREE MARK SHOE CO.INC」というメーカーが扱っていました。
日本語の文献がほとんどなく、海外のサイトを読んでみると…。
TREE MARK SHOEの創業は1919年、家族経営の会社でした。1950年代後半にはニューヨークに3店舗ほどお店を構えていたそうです。第1号店はニューヨークのDelancey Streetという通りにあり、その時の建物はちゃんと残っています。現在は「The Bowery Ballroom」という名前でライブ会場として使われているようですね。
→「The Bowery Ballroom」
現在の建物の外観 |
当時の建物の外観 |
TREE MARK SHOEはこの地で30年ほどお店をしていました。
建物の上の部分に「TREE MARK SHOES」と彫られています。 |
さて、この靴ですが実はとても面白い特徴があるんです。
インソールだけ見てもその特徴はわからないのですが…?
このパッチ、デニムみたいで可愛いですよね。 |
実はアウトソールを見てみるとこの靴に隠された特徴がわかります。
それは…。
このくびれ…。 もしかして…。 |
そう、これオールデンが作ってるんです。
TREE MARK SHOEがオールデンに生産を依頼(別注?)していたようですね。
海外のオークションでは時々出てくるんですが、日本だと滅多に見かけないです。
というのもマニアックすぎるんですよねこれ、ネットで検索しても全然情報がでてこないしw
Glueのオーナーさんも、ある古着屋さんで(サイズの関係で)レディースコーナーに格安で置いてあったのを買ってきたそうです。
うーん、これぞホントの掘り出し物ですねえ…。
一応、「TREE MARK SHOE」でググると出てくる唯一の日本語のブログがありましたのでURLだけ貼っておきます。
→「50's Punched Cap Toe」
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