ヒロカワ製靴工場見学ツアー

今回は、SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン)を作っているヒロカワ製靴さんの工場見学に参加しましたのでご紹介したいと思います。
スコッチグレインについては、「持ってる靴11 (SCOTCHGRAIN 外羽根プレーントゥ)」でご紹介しておりますのでご覧ください。

今回参加したツアーはこちらです。

朝9時に東武伊勢崎線の東向島駅に集合し、10分ほど歩いて工場に到着しました。
革靴の工場見学なので年配の方が多いのかな?と思っていたんですが意外にも小さいお子さん連れのファミリーがほとんどでした。

まず靴に使う革についての説明を受けました。
向かって左が頭、右がお尻のほうです。
くり抜く型の下書きがたくさん書かれていますね。
革には「DS(デシ)」という面積を表す単位が用いられます。
1DS=10㎝×10㎝で、ヒロカワ製靴さんもこのDSにもとづいて革を仕入れています。
靴を片方作るのに15DSほど必要になるらしく、1足で30DSが必要となります。
上の黒い革の面積は130DSほどなので、この大きな革から4足ほどしか靴を作ることができません。
(ただしこの段階の革をよく見ると牛の血管の跡だったり首周りのシワがあったりするので、すべての部分を革靴として使えるわけではないんですね。)

次に靴の本底と中底製作過程を見学しました。
本底は靴が地面と接する側、中底は私達の足が接する側ですね。
本底の方に厚い革を、中底は比較的薄い革を使用していました。
型抜きの様子
たくさん積んでありました。

そして裁断した中底に「リブ」と呼ばれるテープを巻きつけていました。
このリブは靴のアッパーとウェルトを縫いつけるために必要不可欠なパーツです。

この周りの白いものが「リブ」です。

次に革の裁断の様子です。
型を置き、左の機械で上から型を押すことで革をくり抜きます。
靴は必ず左右必要なので、この型はどちら側にも刃がついています。
これはブローグ(装飾)がある靴用の型ですね。
また隣には革の厚さを均等にするためチェックする工程もありました。

次に靴のラスト(木型)を見学しました。
棚は型を、色はサイズを表しています。
こういう感じの棚に木型がかなりの数ありました。
約1万足あるそうです。

さて、まずこの木型に先ほど出てきた、リブを巻いた中底を合わせます。

この赤い部分で一時的に木型と中底を合わせています。
この木型に切断し縫合した革を沿わせていき、靴の形にしていきます。
この工程を「吊りこみ」といいます。
この「吊りこみ」を行う際には微妙な力加減が必要とされます。
そしてカカトに釘を打ち付けるとこういう感じになります。
そして本底をつけていく工程になるのですが、ここからは少し時間がなく急ぎ足だったので写真を撮れませんでしたので省略します笑
あとでこの工程全体を見れる動画がありますのでご紹介しますね。

最後に木型を外し、革の磨きをして完成です。

また、この見学のあと「モーモーくん」と呼ばれるマスコットを作りました。
このモーモーくんは最初の工程で靴作りには使えない部分として余った革を再利用したマスコットです。
型はこんな感じです。
この穴を1本の紐で結んでいくとこのモーモーくんになります。
大きいほうが300円、小さいほうが100円です。
リーズナブルですがもちろんすべて本革なので、雰囲気あります。
ここまでで大体2時間15分くらいでしょうか。
9時から始まってお昼前には終わるので、時間的にはちょうどいいなーと思いました。
このツアーにはすみだ水族館かスカイツリーのチケットもついてきますので、この後ソラマチでお昼ごはんを食べてもいいですね。

ヒロカワ製靴の社長さんです。
ずっと案内をしてくれました。
(余談ですが、この「匠ジャパン」はスコッチグレイン修理専門工場であるだけでなく、ローファーなどで有名なフランスのJMウエストン修理専門工場でもあるそうです。)


靴作りの現場を見学できていい経験になりました。
一貫生産しているので、0から10まで見ることができるのはとても良いですね。
スコッチグレインのHPに作業工程の動画がありますので、ご覧いただくともっとわかりやすいかと思います。

kaya shu

最近温泉が好きです。

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