世界一オシャレな紳士集団「The Sapeur」とは?

先日、代官山の蔦屋書店でこんな写真集を買いました。
「THE SAPEUR -コンゴで出会った世界一おしゃれなジェントルマン-」という本です。

服が好きな方でしたら、Sapeur(サプール)についてはもうご存知かもしれないですね。
「SAPEURS(サプール)」とは、アフリカ・コンゴ共和國の首都・ブラザビル郊外にあるバコンゴ地区を拠点に、「エレガントであることに全てを捧げる」という志向を持った男たちを指す。正式名称「おしゃれで優雅な紳士協会(La Societe Des Ambianceurs et des Personnes Elegantes)」、通称「サップ(SAPE)」であり、それを体現するのが「サプール(Sapeur)」だ。
世界最貧国の1つと呼ばれるコンゴ共和国。
「平均月収は3万円」とも言われているそうですが、サプールの人々はプラダやケンゾーなどハイブランドの服を身にまとっています。何ヶ月分もの給料を費やしてオシャレを楽しんでいるんです。

成り立ちは諸説あるようですが、最も有力な説はフランス軍の軍人だったアンドレ・マツワがフランスやフランス占領地で従軍後、当時のフレンチファッションを身にまといコンゴ共和国に帰国。その時のアンドレ・マツワの装いに地元の人達が感動し模倣していったそうです。
これがだいたい1920年代の話ですので、サプールの歴史は実は約90年もあるのですね。

ただサプールはただの服道楽ではなく、彼らなりの哲学があります。
サップの文化は、ただ着飾るのではなく「紳士であること」を重んじて行動すること。武器を捨て、ファッションの靴音を響かせることで平和を願い、主張していくものです。
内戦の多い地域ですので、「武器を捨て、エレガントな装いをしよう」というのが彼らの想いです。

彼らの装いはなんといってもその鮮やかな色使い!
普段ネイビースーツだ、グレースーツだと言っている自分からすると本当に新鮮!見ているだけで楽しい!


ちなみに今日では「サプールの掟」と呼ばれる基本的なコーディネートルールが彼らにはあります。
例えば原則的には「3色以内でコーディネート」するそうです。
ただし一部上級者ではこの3色ルールにとらわれないさらに複数の色を使ったコーディネートをするんだとか。

あとは原則「シャツは白」だそうです。
これは白が平和の象徴であり、内戦の多いコンゴ共和国ならではの平和への想いを象徴しています。

また写真集を見ていると気づきますが、サプールにはお決まりのポージングがいくつか存在します。
その中でも特によく見かけるのがジャケットを広げて内側のブランドタグを見せつけるポージング。
ちゃんとブランドものを着ているんだぞとアピールをしているそうです。



今回の写真集の出版を記念に、サプールの中でも大サプールと呼ばれるムイエンゴ・ダニエルさんが先日来日していたようです。
ちょうど蔦屋書店に訪れていた時の記事を見つけました。

僕が買った写真集にもダニエルさんのサインが入っておりました。
写真集なんて滅多に買わないのですが、サプールの方の服装を見ていると本当にファッションって良いなと思わされます。


こんな奇抜な格好しないよ、という方もぜひ一度見てください。
その世界観にきっと驚くはずです。

kaya shu

最近温泉が好きです。

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